「酒乱」日記
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2008年9月14日日曜日
昭和詩風4
水町通り
一番館の陰を巡る、遣るせない歩み方。
なぜ舗道は濡れているのであろう。
居留地の夢を見ている、
その埃っぽい窓は誰か。
インド人商人が泣いている。
給水塔の廻りで、黒い物が揺れていたが、
あれはずっとそこに居る。
わたしの歩み方を視ているのだ、
眼のような石板となって。
《わたしはなぜインド人なのであろう》
2008年9月13日土曜日
昭和詩風3
黄浦江
水にも、それぞれに色があるのだ。
わたしたちの言葉は、通じない。
黄浦江沿いの茶色い眺めにも飽きた。
「おまえは何処から来たか」
水の色が、もうひとつの水を拒んでいる。
黄浦江が終わる辺り、
鏡のように遠くバンドの蜃気楼が、立つ。
その先こそが、わたしたちの水の終わり。
長江が出現すると、
見たこともない、深い灰色が切り込んでくるのだ。
昭和詩風2
東方飯店
かつて東洋一長い、と言われた
東方飯店のバーのカウンター。
上海の夜は暗く、水の匂いがした。
私は、何杯目かの酒を呑む。
「上海カクテルを」
可楽(コーラ)の味がするそれを。
途上とは何んだろう、この旅で。
「Shanghaiされぬように気をつけな」
かつて東洋一長い、と言われた
東方飯店のバーのカウンター。
※戦前の上海では、酔いつぶれた人を拉致して売り飛ばすことをスラングでShanghaiと言った。
(廿楽)
昭和詩風
頭
夕食に秋鮭のカマを食べた。
切り身とともに買い冷凍していた。
切り身はすでに食したが、美味であった。
かまは骨が多く、食べる部分は少ない。
しかし、美味である。
ゼラチン質の目玉、
とろけるようなほほの肉、
歯ごたえのある軟骨。
骨までしゃぶるように食べた。
先日森川さんのミクシィ日記の文章をすこしいじって、上のような昭和初期の生活詩みたいなものをつくった。けっこう気に入っている。
すこしこの手のものを続けてみようか、という気にもなる。(廿楽)
2008年6月29日日曜日
編集会議
6月14日は編集会議だった。場所は新宿の喫茶店。
ビールでも飲みながら、などと考えていたら、森川さんも小川さんも真剣そのもので、結局ノンアルコールで9時くらいまで話し合う。
それからイタリアンのお店で、ちょっと飲む。(廿楽)
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