2008年9月14日日曜日

昭和詩風4

水町通り


一番館の陰を巡る、遣るせない歩み方。
なぜ舗道は濡れているのであろう。
居留地の夢を見ている、
その埃っぽい窓は誰か。

インド人商人が泣いている。

給水塔の廻りで、黒い物が揺れていたが、
あれはずっとそこに居る。
わたしの歩み方を視ているのだ、
眼のような石板となって。

《わたしはなぜインド人なのであろう》

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